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VISUAL ROCKETS −今日のアメコミ−

STILL TALKIN' ABOUT COMICS

『RUNAWAYS VOL.3: THE GOOD DIE YOUNG』 (MARVEL, 2004)

6人の子供達(+1匹)がスーパーヴィランである親元を逃げ出してから既にだいぶ経つ。頼りにしていたNYのヒーロー達がやってくる気配はなく、各々にも疲労の色が目立ってきた。そんな中、両親の所有していた秘密の書を読み解くことに成功したAlexは事態を一気…

『THE DEMON VOL.1: HELL’S HITMAN』 (DC, 1993-94)

DC

太古の昔にとある魔術師の手によって人間 Jason Blood と融合させられた悪魔 Etrigan — 現代のGothamに蘇った2人で1人の彼らは夜な夜な街へ繰り出しては罪人を苛烈に裁く毎日を過ごしていた。そんなある日、Etriganのもとへ2人の天使がやってきて、彼に対し…

『THE PUNISHER: WELCOME BACK, FRANK』(Marvel, 2000-01)

Frank Castle a.k.a The Punisherがニューヨークの摩天楼に帰ってきた。手始めにMa Gnucci率いるギャング一味に狙いを定めた彼は瞬く間に彼女の部下達を血祭りに上げていく。怒り狂うMa Gnucciが次々と刺客を差し向ける一方、N.Y.P.Dは落ちこぼれのSoapを(た…

『BATMAN: THE RESURRECTION OF RA’S AL GHUL』 (DC, 2007-08)

DC

かつて”Demon's Head”の異名で知られ、闇の騎士と何度も知恵と剣を交えた不死身の男、Ra's Al Ghul — 身内の裏切りによって遂に死亡したと思われていた彼だが、かつて率いていた国際テロリスト集団League of Assasinsは彼の孫であり宿敵の息子であるDamianを…

『TRANSMETROPOLITAN VOL.2: LUST FOR LIFE』 (DC/Vertigo, )

引き続きライターWarren EllisとアーティストDarick Robertsonによる傑作『TRANSMETROPOLITAN』をカバー。今回は『Vol.2: LUST FOR LIFE』です。Vol.1とは逆に今巻では前半が色んなトピックを取り上げる1話完結もの、後半は過去に取り扱った事件や盗まれた元…

『SWEET TOOTH VOL.1: OUT OF THE DEEP WOODS』 (DC/Vertigo, 2009-10)

林の奥深くで生まれ育った、鹿の角を持つ少年Gus — 父親の死を機に生まれて初めて外の世界へ踏み出した彼は、偶然出逢ったJepperdという男と共に自分のような者がたくさん暮らしているという”Preserve(= 保護区)”を目指す。しかし、そんな彼の前に広がるのは…

『RUNAWAYS VOL.2: TEENAGE WASTELAND』(Marvel, 2003-04)

街を支配するスーパーヴィランな両親共から逃げ出した6人の子供達。親の悪行を自分達なりに償おうと決めた彼らは手始めに偶然行き会ったコンビニ強盗を撃退するが、逃げ遅れたうちの1人が自分達と同年代の少年であることを知ると、両親の片棒を担がされるの…

『DAREDEVIL: GUARDIAN DEVIL』 (Marvel, 1998-99)

恋仲にあったKaren Paigeと破局し、うだつの上がらぬ日々を送っていたMatt Murdock a.k.a Daredevilのもとへ乳児を抱えた1人の少女が助けを求めにやって来る。天から啓示を受けたと語る彼女は新たな救世主であるというその子をMattに託して姿を消す。真相を…

『BATMAN R.I.P.』 (DC, 2008)

DC

周囲がその存在さえ疑問視する中、ただ1人Gothamの闇に見え隠れする謎の組織Black Gloveの捜査に執念を燃やすBatman。だが、遂に姿を露わにしたBlack Gloveが闇の騎士に照準を定めた時、彼に最大の危機が訪れる。 Batmanよ、安らかに眠れ — 。

『THE STRANGE TALENT OF LUTHER STRODE』 (Image, 2011-12)

ひ弱なオタクだったLuther Strodeは通販で購入した肉体改造プログラムを試してみたところ、広告どおりのムキムキマッチョと化してしまった!いじめっ子を容易く跳ね除け、女の子の心も射止めてしまうLutherだったが、肉体改造プログラムには隠された秘密があ…

『RUANWAYS VOL.1: PRIDE & JOY』(Marvel, 2003)

一見何の繋がりもないのに何故か毎年集会を開く6組の家族。今年も親達が何か話し合うのをよそに例の如く別室へ集められた各家庭の子供達 — Alex、 Carolina、 Gert、 Chase、Nico、そしてMollyの6人。暇を持て余した彼らがこっそり親達を覗きに行くと、そこ…

『SHERIFF OF BABYLON VOL.1: BANG. BANG. BANG.』 (DC/Vertigo, 2016)

2003年、イラク。元警官で現在はグリーン・ゾーン(米軍の駐留するバグダッド中心部)において現地の新しい警察官を教育する任を担う Christopher Henry はある日、教えていた生徒の1人が遺体となって発見されたとの連絡を受ける。彼は両政府のパイプを務め…

『TRANSMETROPOLITAN VOL.1: BACK ON THE STREET』 (DC/Vertigo, 1997-98)

いつか定かでない未来。かつてその苛烈なコメントと鋭い記事で一世を風靡したジャーナリスト Spider Jerusalem はしかし、あることをきっかけに山中へ引きこもり薬漬け酒浸りの隠遁生活を送るようになっていた。そんな彼のもとへ届いたのは出版社からの契約…

『BATMAN AND SON』 (DC, 2006-08)

DC

主だったヴィランが一掃されたGothamの街。戸惑うBatman a.k.a Bruce Wayneのもとへかつて国際テロリストの娘であると同時に恋仲にもあったTalia al Ghulが彼の息子だという少年Damianを連れてやってくる。一方、静かになったように思えた街のすぐ足元では新…

『ENIGMA』 (DC/Vertigo, 1993)

枠にはまったような毎日を送る青年、Michael Smith はある日、幼少時代に読んでいたコミック ”THE ENIGMA” の主人公や悪役達が現実世界で奇怪な事件を起こしていると知り、何故か胸騒ぎを覚える。「自分が事件の渦中にいるような気がしてならない」 — 後日、…

『THE ULTIMATES 3: WHO KILLED THE SCARLET WITCH?』 (Marvel, 2007-08)

Lokiからの襲撃を退けた後、米国政府の管理下を離れた21世紀の超人部隊 THE ULTIMATES — 前回の戦いでメンバーが受けた傷は深く、加えて新しくメンバーに加わった Black Panther、Valkyrie、それに Quicksilver と Scarlet Witch もそれぞれ問題を抱えており…

『SHUTTER VOL.1: WANDERLOST』 (Image, 2014)

私達の住む世界よりもほんの少し想像力の豊かな世界 — かつて冒険家として世界中を渡り歩いたKate Kristopherはだが、10年前に起こったあることをきっかけに冒険の日々からは身を引いて現在は平凡な毎日を過ごしていた。しかし、そんな彼女の平穏は27歳を迎…

『SOUTHERN BASTARDS VOL.1: HERE WAS A MAN』 (Image, 2014)

かつて保安官だった父親に対する反発から出ていった故郷へ40年ぶりに帰ってきた男、Earl Tubb — 売りに出す自分の生家を片付けたら早々に立ち去るつもりだった彼はしかし、高校のアメフトチームRunning RebsとそのコーチBossによる恐怖政治で支配された町の…

『INJECTION VOL.1』 (Image, 2015)

科学者のMaria Kilbride、カニング・フォーク(土着の魔術師的な存在)のRobin Morel、諜報員のSimeon Winters、ハッカーのBrigid Roth、そして探偵のVivek Headland — 官民共同プロジェクトの一環で人類の未来を評価すべく集められた5人のスペシャリスト。し…

『PHONOGRAM VOL.1: RUE BRITANNIA』 (Image, 2006-07)

音楽が魔法と同義であるイギリス。音楽魔術師(Phonomancer)のDavid Kohlはある日、音楽の女神にかつて自らの魔術的パトロンで今は死亡している筈のブリット・ポップの化身Britanniaを探せとの依頼を受ける。Davidは友人らと共にBritannia復活の謎を追うが、…

『CRIMINAL VOL.1: COWARD』 (Image, 2006-07)

その綿密な計画性と危機回避能力で数々の修羅場を潜り抜けてきたLeoは、だが一方でその石橋を叩いても渡らないほどの慎重さから同業者からは”臆病者”と揶揄されてきた。5年前にとある銀行の襲撃に失敗して以来、派手な仕事からは足を洗っていた彼だが、ある…

『THINK TANK VOL.1 』 (Image/Top Cow, 2012)

14歳の時にDARPA(アメリカ国防高等研究計画局からスカウトされて以来、これまで幾つもの天才的発明を生み出してきたDavid Loren博士 — だが自らの研究開発が人を殺すために軍事利用されていることへの良心の呵責に耐え切れなくなった彼は、遂に長年軟禁され…

『SUNSTONE VOL.1』 (Image, 2014)

体を拘束されることに快感を覚えるLisaと、幼い頃からドム(BDSMなどの性行為で支配する方)に憧れを抱いてきたAlly — ネットで知り合った2人は遂にその関係を一歩先へ進めることに。だがBDSMに関して耳年増な2人は双方ともに実際の経験はないに等しかった。

『WYTCHES VOL.1』 (Image, 2014-15)

とある事情により田舎に移り住んだRooks家。絵本作家であるCharlieはパニック障害を持つ娘のSailや半身不随の妻Lucyと共に、少しずつだが確実に家族として立ち直りかけているように見えた。しかし、かつて同級生が異形の存在に殺害されるのを目撃したSailの…

『LAZARUS VOL.1: FAMILY』 (Image, 2013)

資源が枯渇し、人々が政治や宗教ではなく富で分断されるようになった近未来 — 世界を経済力で支配する16の家族にはそれぞれその有する科学の粋を集め、己の盾となり剣となるべく鍛え上げられた16人のLazarusがいた。そんなLazarusの1人であるCarlyle家の末娘…

『SEX CRIMINALS, VOL.1: ONE WEIRD TRICK』 (Image, 2013-14)

図書館で働くSuzieには秘密があった。彼女はオーガズムを迎えると周囲の時間を止めることが出来るのだ。銀行で秘書を務めるJonには問題があった。彼は賢者タイムに突入すると周囲の時間が止まってしまうのだ。チャリティパーティで出逢った2人は瞬く間に意気…

『JUSTICE』 (DC, 2005-07)

DC

ヒーローの役割とは何だろう。 弱きを助け、悪を挫くことだろうか? 罪を裁き、罰を与えることだろうか? 人々を導き、道を開くことだろうか? ヒーローは世界にどんな役目を果たすのだろう? 『JUSTICE』にはその1つの答えが提示されている。

『HOUSE OF M』 (Marvel, 2005)

人は誰しも夢を持つ。 夢という言葉が尊大に聞こえるなら妄想と呼んでも良い。「なりたい自分」がない者でさえ、「今とは違う自分になりたい」と思うことがあるだろう。 人は目標としてであれ逃避としてであれ常に理想を心の中に抱えている。だが不思議な事…

『SECRET INVASION』 (Marvel, 2008-09)

”Who do you trust?(君は誰を信じる?)” — 簡単な言葉から成る問いほど答えにくいものはない。 人は生きている限り星の数ほどの裏切りに遭う。それははっきり自分に向けられた刃であることもあれば、単なるボタンの掛け違いでしかないこともあるが、裏切ら…

『THE AUTHORITY VOL.1』(DC/Wildstorm, 1999-2000)

世界の平和を守るスーパーヒーロー。 こう聞いて違和感を抱いたことのある者はどれだけいるだろう。 言い方を変えてみよう。 社会の秩序を守るスーパーヒーロー。 社会の秩序を維持する超人的な存在。 社会の現状維持に務める超人的な存在。 そろそろ何かが…

『GODZILLA IN HELL』(IDW, 2015)

まず題名を目にした時点で抵抗する術はありませんでした。

『STORMWATCH: VOL.2』 (DC/Wildstorm, 1997-98)

プレゼントを渡すとしよう。 クリスマスでも誕生日でも何でも良い。 とにかく大切な人にプレゼントを渡すとしよう。 プレゼントは何にする? 相手が欲しいものか。自分が与えるべきだと思うものか。 喜んで貰えるものか。相手のためになるものか。 考えるだ…

『NAMELESS』(Image, 2015)

『ALL STAR SUPERMAN』や『WE3』など、誰が読んでも楽しい作品もあれば、『FILTH』のようにかなり人を選ぶ作品も世に送り出すGrant Morrison — 2013年に『BATMAN INC.』を終えた彼が久々に我らがポップ魔術師として帰ってきた作品が『NAMELESS』だ。

『THE UMBRELLA ACADEMY: APOCALYPSE SUITE』 (Dark Horse, 2008)

前回は2丁拳銃を携えたゴリラの話をした。 なら、今回はレーザー銃片手にジェットパックで宇宙を駆けるゴリラ少年が登場する『UMBRELLA ACADEMY』の話をしようか。

『SIX-GUN GORILLA』 (BOOM! STUDIOS, 2014)

アメリカを代表する動物、それはゴリラだ。

『STORMWATCH VOL.1』 (DC/Wildstorm, 1996-97)

2017年のベストコミックは現時点で既に決定している。少なくとも私の中では。

『TOKYOPOP PRESENTS: KING CITY』(Image, 2012)

他のスーパーヒーローが堅実に現実路線で邁進する一方で、そういった制限とは無縁にやり放題なDeadpoolやHarley Quinnなどのキャラクターが最近人気を博している。コミックの自由度が広がるのは読む方としても嬉しい限りだ。本日はそういった自由自在な表現…

『ANIMAL MAN』(DC/Vertigo, 1988-90)

SNSやネットの掲示板でアニメや漫画の感想を覗いていると、キャラクターがメタな発言を一言口にしたばかりに作品全体の質が著しく損なわれたかのような発言を目にすることがある。 まるで何かを恐れているかのようだ。

『PROPOSITION PLAYER』(DC/Vertigo, 1999)

自分にとってはガラクタでも他人にとっちゃ宝物、なんてのはよくあること。一見美味しい話には大概裏があることを忘れてはならない。 前回があまりにも暗い作品だったので、今回は気分を百八十度変えてコメディといこう。あまり有名な作品ではないものの、個…

『RUINS』(Marvel, 1995)

コピ・ルアクという種類のコーヒーを見聞きしたことはないだろうか? コピ・ルアクとはそのジャコウネコの腸内細菌を利用した発酵法がよく知られており、まあ言ってしまえばネコの糞から取れるコーヒー豆である。 こういったキワモノというかゲテモノ系食品…

『MARVELS』(Marvel, 1994)

今回は扱う作品はMarvel屈指の名作『MARVELS』。 全ては1939年のニューヨークで始まった…。

『MARSHAL LAW: THE DELUXE EDITION』(DC, 2013)

DC

パロディというジャンルほど好みの分かれるものはあるまい。 そもそもパロディとは原典に対する作り手の意見というか主観に基づいているため、批判的攻撃的性格を帯びやすく、もっと言えばその攻撃性を隠すためにコメディの形式をとることが多い。コメディに…

『WILL EISNER'S THE SPIRIT』(Dynamite Entertainment, 2015-16)

頭脳明晰、体力抜群、持ち前の行動力と人当たりの良さで多くの事件を解決してきた謎の覆面私立探偵、The Spirit — 彼がCentral Cityの裏街道から原因不明の失踪を遂げてから既に2年。協力関係にあった警察の組織体制はじめ街の様相が徐々に変化しようとする…

『FIGHT CLUB 2』(Dark Horse, 2015-16)

続編を求められることは幸いでも、続編を作ることは呪いだ。 第1のルールは”それ”について語らないこと。 そう記せばすぐに”それ”が何を指しているのかピンとくる者も少なくないだろう。

FELL (IMAGE, 2005-07)

淀んだ空気の流れ込む街Snowtownにやってきた1人の刑事 — Richard Fell。誰もが1つや2つの”事情”を抱えているこの街で、Fellは日夜捜査に明け暮れる。だが、そんな彼もまた”事情”という闇を心に抱えている。だから、この街にいるのだ…。

『SECRET WARS』(Marvel, 1984-85) &『CRISIS ON INFINITE EARTHS』(DC, 1985-86)

前回に引き続き、今回もスーパーヒーロー物を扱おう。というか、今回はちょっと豪華にMarvelのオリジナル版『SECRET WARS(以下SW)』とDCの『CRISIS ON INFINITE EARTHS(以下CRISIS)』という、両社の初大型クロスオーバーイベントを同時に扱おうと思う。…

『TEEN TITANS by GEOFF JOHNS OMNIBUS』(DC,2003-07)

DC

久しくまともなスーパーヒーロー物を扱っていなかったことに気づいたので、今回はメイン路線で比較的知名度も高めな作品を扱うことにしよう。現在DCのトップに立つライター、Geoff Johnsが主に2003年から2007年にかけてライティングを務めた『TEEN TITANS』…

『DEMO』(DC/Vertigo, 2003-10)

手に入れたいのは「呪われた力」、言ってみたいのは「普通になりたい」 — テレパシー、テレポーテーション、飛行、再生、そんな諸々の無効化・コピーに俺TUEEE と、 特殊能力の獲得は誰もが一度は夢見るものだろう。 私も空飛んだり車片手で持ち上げたりして…

『MARVEL 1602』 (MARVEL, 2003-04)

Supermanをソ連に送り込んでみたりSpider-manをインド人にしてみたり、アメコミの一発ネタで頻繁に出てくるのが同じキャラクターを別の舞台に移す、俗にElseworldsなどと呼ばれるもの。ちょっとメインの世界と時系列が異なるだけのものから、時代から場所ま…

『GODZILLA: THE HALF-CENTURY WAR』(IDW、2013)

2016年は『シン・ゴジラ』で大変楽しませて頂きました。どハマりして設定資料集も買っちまったし、Blu-Rayも待ちきれませんな。 さて、そんなゴジラだがハリウッド版が作られることからも分かる通り、海外でも大きな人気を誇っている。人気コンテンツがメデ…