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VISUAL ROCKETS −今日のアメコミ−

STILL TALKIN' ABOUT COMICS

『STORMWATCH: VOL.2』 (DC/Wildstorm, 1997-98)

プレゼントを渡すとしよう。 クリスマスでも誕生日でも何でも良い。 とにかく大切な人にプレゼントを渡すとしよう。 プレゼントは何にする? 相手が欲しいものか。自分が与えるべきだと思うものか。 喜んで貰えるものか。相手のためになるものか。 考えるだ…

『NAMELESS』(Image, 2015)

『ALL STAR SUPERMAN』や『WE3』など、誰が読んでも楽しい作品もあれば、『FILTH』のようにかなり人を選ぶ作品も世に送り出すGrant Morrison — 2013年に『BATMAN INC.』を終えた彼が久々に我らがポップ魔術師として帰ってきた作品が『NAMELESS』だ。

『THE UMBRELLA ACADEMY: APOCALYPSE SUITE』 (Dark Horse, 2008)

前回は2丁拳銃を携えたゴリラの話をした。 なら、今回はレーザー銃片手にジェットパックで宇宙を駆けるゴリラ少年が登場する『UMBRELLA ACADEMY』の話をしようか。

『SIX-GUN GORILLA』 (BOOM! STUDIOS, 2014)

アメリカを代表する動物、それはゴリラだ。

『STORMWATCH VOL.1』 (DC/Wildstorm, 1996-97)

2017年のベストコミックは現時点で既に決定している。少なくとも私の中では。

『TOKYOPOP PRESENTS: KING CITY』(Image, 2012)

他のスーパーヒーローが堅実に現実路線で邁進する一方で、そういった制限とは無縁にやり放題なDeadpoolやHarley Quinnなどのキャラクターが最近人気を博している。コミックの自由度が広がるのは読む方としても嬉しい限りだ。本日はそういった自由自在な表現…

『ANIMAL MAN』(DC/Vertigo, 1988-90)

SNSやネットの掲示板でアニメや漫画の感想を覗いていると、キャラクターがメタな発言を一言口にしたばかりに作品全体の質が著しく損なわれたかのような発言を目にすることがある。 まるで何かを恐れているかのようだ。

『PROPOSITION PLAYER』(DC/Vertigo, 1999)

自分にとってはガラクタでも他人にとっちゃ宝物、なんてのはよくあること。一見美味しい話には大概裏があることを忘れてはならない。 前回があまりにも暗い作品だったので、今回は気分を百八十度変えてコメディといこう。あまり有名な作品ではないものの、個…

『RUINS』(Marvel, 1995)

コピ・ルアクという種類のコーヒーを見聞きしたことはないだろうか? コピ・ルアクとはそのジャコウネコの腸内細菌を利用した発酵法がよく知られており、まあ言ってしまえばネコの糞から取れるコーヒー豆である。 こういったキワモノというかゲテモノ系食品…

『MARVELS』(Marvel, 1994)

今回は扱う作品はMarvel屈指の名作『MARVELS』。 全ては1939年のニューヨークで始まった…。

『MARSHAL LAW: THE DELUXE EDITION』(DC, 2013)

DC

パロディというジャンルほど好みの分かれるものはあるまい。 そもそもパロディとは原典に対する作り手の意見というか主観に基づいているため、批判的攻撃的性格を帯びやすく、もっと言えばその攻撃性を隠すためにコメディの形式をとることが多い。コメディに…

『WILL EISNER'S THE SPIRIT』(Dynamite Entertainment, 2015-16)

頭脳明晰、体力抜群、持ち前の行動力と人当たりの良さで多くの事件を解決してきた謎の覆面私立探偵、The Spirit — 彼がCentral Cityの裏街道から原因不明の失踪を遂げてから既に2年。協力関係にあった警察の組織体制はじめ街の様相が徐々に変化しようとする…

『FIGHT CLUB 2』(Dark Horse, 2015-16)

続編を求められることは幸いでも、続編を作ることは呪いだ。 第1のルールは”それ”について語らないこと。 そう記せばすぐに”それ”が何を指しているのかピンとくる者も少なくないだろう。

FELL (IMAGE, 2005-07)

淀んだ空気の流れ込む街Snowtownにやってきた1人の刑事 — Richard Fell。誰もが1つや2つの”事情”を抱えているこの街で、Fellは日夜捜査に明け暮れる。だが、そんな彼もまた”事情”という闇を心に抱えている。だから、この街にいるのだ…。

『SECRET WARS』(Marvel, 1984-85) &『CRISIS ON INFINITE EARTHS』(DC, 1985-86)

前回に引き続き、今回もスーパーヒーロー物を扱おう。というか、今回はちょっと豪華にMarvelのオリジナル版『SECRET WARS(以下SW)』とDCの『CRISIS ON INFINITE EARTHS(以下CRISIS)』という、両社の初大型クロスオーバーイベントを同時に扱おうと思う。…

『TEEN TITANS by GEOFF JOHNS OMNIBUS』(DC,2003-07)

DC

久しくまともなスーパーヒーロー物を扱っていなかったことに気づいたので、今回はメイン路線で比較的知名度も高めな作品を扱うことにしよう。現在DCのトップに立つライター、Geoff Johnsが主に2003年から2007年にかけてライティングを務めた『TEEN TITANS』…

『DEMO』(DC/Vertigo, 2003-10)

手に入れたいのは「呪われた力」、言ってみたいのは「普通になりたい」 — テレパシー、テレポーテーション、飛行、再生、そんな諸々の無効化・コピーに俺TUEEE と、 特殊能力の獲得は誰もが一度は夢見るものだろう。 私も空飛んだり車片手で持ち上げたりして…

『MARVEL 1602』 (MARVEL, 2003-04)

Supermanをソ連に送り込んでみたりSpider-manをインド人にしてみたり、アメコミの一発ネタで頻繁に出てくるのが同じキャラクターを別の舞台に移す、俗にElseworldsなどと呼ばれるもの。ちょっとメインの世界と時系列が異なるだけのものから、時代から場所ま…

『GODZILLA: THE HALF-CENTURY WAR』(IDW、2013)

2016年は『シン・ゴジラ』で大変楽しませて頂きました。どハマりして設定資料集も買っちまったし、Blu-Rayも待ちきれませんな。 さて、そんなゴジラだがハリウッド版が作られることからも分かる通り、海外でも大きな人気を誇っている。人気コンテンツがメデ…

SPECIAL EDITON: MILLARWORLD

Mark Millarという名前に聞き覚えのある方は結構多いんじゃないだろうか。『THE ULTIMATES』、『CIVIL WAR』など現在のMarvelにコミック実写の両方で多大の影響を及ぼし、オリジナル物でも『WANTED』や『KICK-ASS』といった作品が続々と実写化されているライ…

FEAR AGENT (Dark Horse, 2005-11)

みんな大好きタイムリープ物。特に日本では青春ものと相性が良いのか、最近特にやたらと見かけますな。アメコミの世界でもこの手の作品は多く、有名どころであるX-menの『DAYS OF FUTURE PAST』からImageで刊行している『ROCKET GIRL(今確認したら続きが出…

WE CAN NEVER GO HOME Vol.1 (Black Mask Studios, 2015)

ふと気がつけばこれまで語ったものうち直近の作品でさえ10年近く前のものだったので、今回は比較的最近出た『WE CAN NEVER GO HOME』について語ることにする。

BLACK ORCHID (DC/Vertigo, 1988-89)

とある企業に潜入していた奇怪な女 — 彼女が見つかって殺害されると同時に郊外の植物園で目覚めた紫の肌を持つ女は、遅れて目覚めた少女と共に自分達の出自を探り始める。だが同じ頃、彼女達の存在に気づいた企業も二人に追っ手を差し向け…。

Will Eisner's New York (W.W.Norton & Company, 2000)

直木賞受賞作を読んだことはあっても、賞の名前の由来である直木三十五の作品を読んだことがないのは私だけではあるまい。同様にアメコミを読む者でもアイズナー賞受賞作(取り敢えずここでは作品賞としておこう)は読んだことがあっても、Will Eisnerの作品…

SECRET WAR (Marvel, 2004-05)

PowermanことLuke Cageが謎の人物から襲撃を受けて重傷を負ったことをきっかけに、Captain America、Spider-man、Daredevil、Wolverine、Black Widowといった一見関わりのないヒーロー達が次々と狙われ始める。鍵を握るのはNick Furyが過去に遂行した極秘任…

GREEN ARROW : QUIVER (DC,2001-02)

DC

とある事件で死亡していた筈のGreen ArrowがStar Cityに帰って来た。猟奇殺人犯”Star City Slayer”の次なる凶行を食いとめようと奔走する彼は、同時に死から舞い戻った自身に関する謎にも迫っていく…。

V FOR VENDETTA (Vertigo, 1988-89)

全体主義に陥り警察国家と成り果てた架空の英国ロンドンを舞台に、無政府主義者のテロリスト”V”の暗躍と、ひょんなことから彼と行動を共にすることとなった少女Eveyの姿を描く本作は、アメコミ(実際にはアメコミではなくブリティッシュ・コミック−ブリコミ…

ALL STAR SUPERMAN (DC, 2005-8)

DC

宿敵Lex Luthorの陰謀で過度の太陽エネルギーを浴びたことにより、かつてない程の力を手に入れると同時にそう遠くない死を宣告されたSupermanが残り僅かな余生をどう過ごすのか描いた名作中の名作。